「失敗は成功のもと」と言いますが、誰でも最初から上手くいくわけではありません。失敗を重ねるうちに、同じ失敗をしないように工夫もするでしょう。それが実を結ぶ時がやってきます。そうして成功へと繋がっていくのです。
私たちの人生、成功も失敗もあります。それを糧に私たちは日常の苦難を乗り越えているのです。決して成功だけが糧となっているわけではありません。
私は大学生の頃から天王寺区の仏教青年会に入っています。入った当初は、何もわからず、会議ではただ座っているだけでした。数年経った頃、会計を任されましたが、お金を管理することが初めてだった私には、どうすれば良いのかわからず、何かあれば先輩に聞くことが常でした。それから、色んな経験をして10年が経ち会長となりました。今まで、悩んだり失敗したことが、会長に就任した時、活かされたことがたくさんあったのです。
今世間では「世代差」が多く言われています。捉え方や感じ方が違うかもしれません。ですが、経験することはどの世代でも一緒なのではないでしょうか。良い経験だけが、立派な花を咲かせるとは限りません。悩んだこと失敗したことも、良い花を咲かせることができるのです。それが、いつかは役立つ時がくるのです。
失敗をすることは非常に辛いと思います。けれども、経験をさせてもらえるならば、失敗を恐れず果敢に挑戦するのも良いでしょう。その経験が役に立つ時が必ずやってくるのですから。