私が今夢中になっている、高校生が東大を目指すドラマがあります。そこで教師が「どうなるかよりどうするかだ。自分の人生の道は自分で作れ」と伝えていました。とても素晴らしい言葉だと思いました。
人生に確実なものなどありません。「一寸先は闇」とあるように、先のことなど誰にもわからないのです。先の見えない不安から「どうなるのか」と考えてしまいます。しかし、考えて足踏みしていても何の解決策も生まれません。仮に今真っ暗闇になれば、明かりを探すのではないでしょうか。大きい声で助けを呼ぶのではないでしょうか。行動してみる、これが大切なのだと思います。どうするのかを考え行動に移せた時、未来を変えられるのです。
南無阿弥陀仏のお念仏は来世という未来を変えられます。阿弥陀様は、極楽浄土という心身共に安らぎに満ちた世界をお創りくださいました。念仏していればその極楽に生まれ往くのです。ただし、お念仏をお称えしなければどこにいくのかわかりません。確実なものはないと先に書きましたが1つだけあります。受け入れ難いですが「死」です。死に不安を感じるならばお念仏です。わからない行き先が、安らぎのある世界に変えられるからです。
どうなるかよりどうするか。どう行動するかで私たちは人生を変えることができます。お念仏をお称えする日々を送りますと、闇の中に光が差し込むはずです。極楽浄土という安らぎに満ちた世界に生まれられるのですから。
合掌