7月にアメリカで世界陸上が開催されました。どんな大会でも昨年はコロナの影響で無観客だった応援席が、この大会ではたくさんの観客で埋め尽くされていました。その声援はきっと選手たちのパフォーマンスを後押ししたことでしょう。
極楽に往生されたご先祖様や大切な方々は、私たちを時には遠くから見守り、時にはすぐそばに来て見守ってくれているのです。なぜ見守ってくださっているのでしょうか。それは、私たちの体調や生活のことを気にかけてくださっているのもありますが、それと同時に、
「お念仏称えて、いつかここ極楽で会おうな。だから南無阿弥陀仏と称えるんやで」
と私たちにお念仏を称えるよう後押しをしてくださっているのです。私たちの人生の終わりはいつくるか誰にもわかりませんが、それでも間違いなくやってきます。その時に間違いなく極楽へと往けるように、そして再び会えるように、念仏を称えよ!と極楽におられる方々は私たちにエールを送ってくださっているのです。スポーツ観戦をする人が、時にはテレビの前で遠く離れた選手を応援し、時には応援席で熱気あふれる応援をするのと同じです。私たちは決して一人ではありません。見守ってくださっている方々が必ずいるのです。
お盆のこの時期、里帰りと同じように亡き方々は私たちの元まで帰ってこられます。だからこそ、お念仏をお称えしましょう。私たちがお念仏を称えると、あの笑顔でいてくださるでしょうから。
合掌