衣替えをすると、愛着ある服を手放すことになることもあります。その時、少し気分が下がってしまいます。ですが、それは同時に次の愛着ある服を手に入れる機会となるのかもしれません。
妻の「衣替えするで」という声かけで、うちの衣替えが始まります。仕舞ってあった夏服を出してハンガーにかけ、洗濯の終わった冬服を仕舞います。収納ボックスを乾拭きし、防虫剤を新しいものに替えて衣替えは終わります。終わった後は、気分が少し変わっています。「あぁ夏が来るんやな」と実感します。学生の頃、Tシャツに変わる頃はワクワクしました。この夏の時期は、自分の誕生日、夏祭り、花火大会、海水浴、楽しい行事があるからです。色鮮やかな気に入った服を着ていると、気持ちがハレバレしました。たとえ落ち込んでいても、服装一つで変わっていたと思います。また新しい服を買うと嬉しくなってすぐに着て出かけました。服で気分転換できたのでしょう。今、私の服は白色か黒色の無地のTシャツがほとんどです。中にはデザインのあるTシャツもありますが、それでも白か黒です。そんな今の私でも衣替えをすると気分が変わります。ですから、同時に心の衣替えになっているのでしょう。
夏が苦手な方にとって、夏の衣替えは気分を下げることになるかもしれません。そんな方は、自分にとってお気に入りの一着を探してみてはいかがでしょうか?もしかすると、少し気分が変わるかもしれませんよ。
合掌