支えられている  2015年05月14日

 親となって10年になります。3人の子供を授かり、毎日、子育ての大変さを感じずにはいられません。成長に喜び、悩む日々を送っています。夫婦揃って奮闘中です。

 子育てをしていますと、両親の想いを少しは理解できるようになってきました。「あの時、両親はこんな風に感じていたのかな?」と両親の想いに触れることができます。
 先日、末っ子から順番に「胃腸風邪」にかかり、熱はそれほど出なかったのですが、寝ている最中に嘔吐する数日が続きました。看病で寝不足の日が続いたのです。それでも、妻は「大丈夫よ。ゆっくり休んだらすぐに良くなるよ。」と子供たちに声をかけていました。そんな時に、ふと私の子供の頃を思い出したのです。
私は子供の頃、すぐに風邪や熱を出す子供でした。夜熱を出すと、母が氷枕を作ってくれたり、父が救急病院に連れていってくれたりしたのです。辛そうに寝ている私に、「ゆっくり休んだら元気になるよ。」と両親が声をかけてくれていたのです。
 両親の支えがあって、今の私がいられるのだと、子供を育てていますと気づかされるのです。育ててもらった感謝を忘れている自分にも気づかされるのです。

 葉のささやきは、決して勝手におこるわけではありません。風が吹いたからこそささやけるのです。私たちの成長も、支えてくださった方がいてくださったからなのです。ついつい支えて頂いている感謝を忘れがちですが、私たちは、その支えがあるからこそ、毎日を過ごせるのです。
合掌